北本州東北半島


2005年9月3日(土)深夜出発

⇒国道1号線⇒

目的は東北地方なので延々と東進。
箱根周辺で明るくなる。

9月4日(日)

⇒国道1号線⇒国道134号線⇒

「江ノ島」で小休止。
午前8時頃までは駐車場が安いため停車し、江ノ島の奥、山に見えるところを進む。
少し坂を登ると神社があり、さらに階段を上り下りして進んでいくと開店準備中の土産店や食事処が小道沿いにある。民家もある。
また、江ノ島にはノラ猫が多く、どれも斑模様をしている。他の柄の遺伝子は島の歴史の中で淘汰されていったのだろう。
島の一番奥には「江ノ島岩屋」があった。フナムシが這う、岩場だ。

⇒国道1号線⇒国道134号線⇒国道467号線⇒国道1号線⇒東京

混雑を避けるように延々と午前中の神奈川を進む。
コンビニで朝食をとり再出発したが、トランク開けっ放しで走っていたのに途中で気がつく。

皇居前⇒国道6号線⇒国道464号線⇒国道16号線⇒国道296号線⇒

それほどの混雑もなく皇居前交差点を東折しこの調子でいけるかと調子づいてきた矢先の千葉県、国道296号線沿いで大混雑。この周辺は梨の名産地らしく、梨の直売所が散在している。そこに右折で入ろうとする車々で詰まっているのだった。
試しに入ってみると、育ちが悪いので無料配布している梨を手に入れ、食べてみると非常に水々しい甘い全然いける梨であった。贅沢は敵だ。梨だ。

犬吠崎
台風が上陸しそうになるたび、中継先に選ばれるので、本州に住む人間なら誰しも、お天気情報で目にしたことがあるはずの隠れ有名先端。
ここを訪れれば、毎年の台風中継を少しは楽しめるようになるはず。
国道296号線から繋がる県道を進むとみえる。県道の様子からは、まだ開発中なのではないだろうかという印象を受ける。しかし先端に出ると温泉地でもあるようで、観光地の雰囲気ビンビン。無料駐車場をみつけられず、謎の空き地に駐車。

犬吠崎灯台
99段のラセン階段を登ると・・・などとパンフレットには書いてあるがたいしたことはない、印象に残らない階段。しかも反対側から階段を使わずに灯台にたどりつくことが可能なため、そのようなラセン階段の存在に気がつかなかった人も多いのではないだろうか。煙突型の灯台で、やや細身の美脚美人。
海岸に粗末な小屋があり、誰か住んでいるようだったが、台風時には大丈夫なのだろうか。潮で錆びついた屋根。

⇒国道124号線⇒国道51号線⇒<国道245号線⇒国道6号線⇒

なんとかというチェーン店で銚子寿司を贅食し再出発。魚の種類はわからない。
ひたすら北上し、暗くなってもまだ北上。
HOT SPARで旅雑誌を立ち読みして安い温泉を探し、目的地を決定すると、さらに北上。
これが結構な距離。この国道57号線、6号線は直線のイメージで、民家というよりは大きなパチンコ屋などが転々とあるルート。日立市辺りでは煙突などが増えるが、全体的な印象は見渡し良好。
やっと、いわき湯元温泉に到着するが温泉が多く、歩き回ってみつけた安い宿は夜なので閉まっている。よって朝風呂にすることにし、コンビニの駐車場で車中泊。

2005年9月5日(月)

起床。
昨夜みつけた安い温泉「さはこの湯」にいくと、すでに地元の顔ぶれが並んでおり、少し疎外感を感じる。おそらく地元の人々は朝ここで顔を合わせ一緒に朝風呂を浴びることで、やっと1日始まるのだろう。
湯船も生活観が溢れた狭い銭湯のようなところで、湯は掛け流しなのか、朝一で入れているのか、もの凄く熱い。
すでに出来上がった地元人の雰囲気と熱に負けて風呂を出ると、さっぱりした気分で国道6号線を北上開始。
後で地図を眺めていて気がついたが、いわき市には塩屋崎という岬がある。穴場の匂いプンプン。

⇒国道6号線⇒

国道6号線の雰囲気が急変したのは仙台市手前の名取川を渡ったところだ。
急に都会になる。さすが仙台市で、東北第一の都。
ここで有名っぽいラーメン店を訪ね昼飯。店名は忘れた。
この辺りからわかってくることだが、東北のラーメン屋には十中八九、テーブルにニンニクが置いてある。それを私は貧乏性と味覚麻痺のため大量投入してしまうために、ラーメンの味がよくわからなくなる。そして始終ニンニク臭い。
ラーメンに接するのみで仙台を去る。

⇒国道6号線⇒国道45号線⇒

芭蕉の句で有名な松島を簡単に通過する。詩心が足りないのかもしれない。それよりも、この辺りの地名に惹かれる。隣り合う女川町と雄勝町の間に牡鹿半島が生えているのだ。これが何を意味するのか。そんなことを考えていると「奥の細道」なんてのも怪しく思えてくる。松島なんかより、こんな想像の方が美しい。実は松島というのは和歌山県にもある。紀の松島。どうやら島が固まって存在する湾のことを松島というようだ。小島のことを弁天島と呼ぶように。

⇒国道45号線⇒

岩手県。
といえばリアス式海岸だけれど、実際に走ってみると、あまりジグザグした印象は受けない。むしろ山景色が多く、カーブはゆるやか、少し内陸を走っているようだ。あまり細かいカーブを描いてしまっては国道の意味がなくなってしまうのだろう。正直、期待はずれ。リアス風の海岸沿いを走りたいならば、宮崎県の国道220号線の方を勧めたい。

山田町を越え宮古市に入ったところで県道に入る。船越半島。目的はトドヶ崎。

「トドヶ崎灯台」
県道の先、さらに細かい道を疑心暗鬼で進むと姉吉キャンプ場に出る。その無料駐車場に停車し、少し歩くと使われていなさそうな小さな港に出、その横にトドヶ崎自然遊歩道という看板が立っている。
1時間弱、延々と、舗装されていない山道を歩く。
そうしないと灯台はみることができない。
ベンチのような展望台には3冊の手帳。そこに落書きして足跡を残す。

「本州最東端碑」
灯台のある人工的なスペースから岩場に降りて少し歩いていく。
なんでもない岩場の岩の中にひとつ、文字が彫られている岩が碑となっている。
天気の悪い日は危険かもしれない。
前調べなしではみつけられなかった気がする。
ここも多くの旅人が訪れていることだろう。

もしも1人で灯台を訪ねたいと思ったなら、哀静で霊的、トドヶ崎がいい。
⇒国道45号線⇒国道338号線⇒「道の駅みさわ」

走っているうちに国道45号線もいいかな、と、思い始める。海岸沿い、しかもリアスなのに、森の存在感を感じることができるのは、45号線だけかもしれない。
夜の八戸を通過。雨が降り始め、寒気のせいか、スーパーの駐車場の焼き鳥屋で串を買ってしまう。このとき初めてニンニクの串をみた。よく考えれば青森といえばニンニク。食べればよかったというか、なぜ俺は食べなかったのか。馬鹿野郎。
国道338号線に入ったところで、ラーメン屋に入る。ここでもテーブルに擂りニンニクが置いてあり、使い果たす。
雨に加え、風も強くなってくる。ラーメン屋のテレビで天気予報がやっており、珍しく台風が勢力を保ったまま青森に来るかもしれないという。
不安の中、「道の駅みさわ」で車中泊。音と空気でわかる台風。
たった1日の移動なのに、昨日のことが大昔に思える。

9月6日(火)

⇒国道338号線⇒(下北半島)⇒国道279号線⇒

起床。曇。
国道338号線は北海道を走っているようなイメージ。
途中、六ヶ所村を通過する。六ヶ所村は日本唯一の放射性物質処理場がある。放射性物質なんて日本中で毎日のように実験で使われている。その廃棄物をすべて六ヶ所村まで運び処分する手間を考えると、こんな場所に? 遠いよ。と、思ってしまうが、その隔離されたような雰囲気は、放射性物質に敏感な日本らしさでもあり、日本の義務といったところか。

むつ市を越え、国道279号線に入ると、海沿いに出る。
波が白く泡立ち、その泡を木目細かく感じる。日本画に描かれている海というか、銭湯などで壁に描かれている海というか、そういう海だ。
そして民家もあり、国道も細くなったり太くなったりする。
しばらく集落がなくなり、次に出たところが大間町。

大間崎
まぐろ一本釣で有名な本州最北端。
まぐろの塩辛が売っていた。買えばよかった。
モニュメントしかなく、人工的で何かもの足りない。
こんな像があった。最北端碑の後にあり、きまっている。
まさに一本釣。男の釣竿だ。


実は大間崎へいく途中、県道に入り「奥薬研温泉かっぱの湯」に寄った。
混浴で無料。
誰もいないかと思ったら、そこにも男の中の男がいた。




さて、国道279号線を進み、山道に入る。舗装されていない、川沿いの石だらけの道で、跳ねた石が車体に当たり音を立てる。こんなところでパンクしたら一巻の終わりだ。明日の台風の後、こんな小さな山道は確実に崩れてしまうだろう。そんな道だった。
それがやっと終わると、ちょうどかっぱの湯に出た。

さらに県道を進むと日本三台零場の一、「恐山」に出る。
硫黄臭い。バスでの観光客が多い。
中に入ると、崩れた墓場のような感じで、石が積んであったり、人の名前が書かれた石が無造作に置いてあったりする。そしてコースがよくわからない。順路から離れた湖の近くにベンチのような場所があったり、零場とはこいうところか。
正式名称は恐山菩薩寺、湖名は地図に書いてある。それらと賽ノ河原などを総称して恐山と呼ぶのだと推測する。

⇒国道279号線⇒国道4号線⇒

大間崎と恐山を回っただけで日が暮れてしまう。
本当は尻屋崎も北海岬も寄りたかったが台風の危険が迫っていたために断念。
横浜町でラーメン屋に入ったが、新聞の一面が台風の記事であった。鹿児島や山陽では土砂崩れで大変なことになっているらしい。
もうひとつニュースがあった。仙台で自動車から消火器を吹きかけられたという事件。犯人は2人組で軽自動車。まだ捕まっていないという。気持ちはわかる。
ラーメン屋の人は地元の言葉で喋っているため、何をいっているのかさっぱりわからない。

さすがに今夜の車中泊は危険だという判断で、青森市のラブホテル(「サンライト」か「サンライズ」)に泊まった。駐車場の上に部屋があるタイプ。料金などは店員が扉の前まで歩いてくるという大雑把な田舎のホテル。男同士でも2人で¥6800だから漫画喫茶の次に安い宿泊施設だ。
気持ちよかった。ひさしぶりのベッドが。

9月7日(水)

たっぷり寝坊。
台風は意外にも、たいしたことはなかったようだ。
青森市は栄えてはいるが、狭範囲で、それほど混雑はしない。右折時くらい。

⇒国道4号線⇒国道280号線⇒津軽半島へ

国道280号線は、下北半島の国道279号線と比べて開放的だ。台風一過だからかもしれないが、広い空間を走っているような気分になってくる。

「龍飛崎」
龍の飛ぶという名の通り、もの凄く強い風が始終、呼吸ができないくらい吹いている。風を自然として感じたのは初めてのことである。
昨日の大間崎は曇っていてみえなかったが、ここからは津軽海峡の海向に北海道がみえる。
いうまでもなく先端ランキング1位。
近くには太宰治像もある。夜は閉鎖されるようだ。

「階段国道」

日本で唯一らしい。歩いて通過できるのだが、非常に興味深い。
車用の国道339号線同士を階段で繋いでいる。
手元の地図で調べて戴ければ幸いだが、南北の国道339号線は、細い車道(非常に急な坂道)でも繋がっているから、車で来ても大丈夫なわけである。
それでは、なぜ一般国道扱いなのか。
私説1)高低差の激しい地形で、漁をする際に階段があった方が便利だからという理由で設置し、観光名所にするために「階段国道」という異名を付けた。
私説2)昔は、階段ではなく、列記とした国道として存在しており、それを龍飛の人々が利用していたと考えるとする。それが最近になって舗装され、便宜上、階段となった。それでも国は龍飛の歴史を重んじ、一般国道という肩書きが取れることなく今なお国道として位置づけられているという説。階段日本における国道の起源は明治9年までさかのぼるといわれ、当時から残っている国道は全て国道扱いするならば、この説の信憑性は増すのではないか。

⇒国道339号線⇒国道101号線⇒国道7号線⇒「道の駅岩城」車中泊

9月8日(木)

⇒国道7号線⇒新潟県⇒
⇒国道345号線⇒国道113号線⇒国道402号線⇒国道352号線⇒国道8号線⇒国道18号線⇒

SAVE ONで昼飯。夜はラーメン。「道の駅あらい」で車中泊。

9月9日(金)

⇒国道18号線⇒国道19号線⇒長野県松本市知人宅宿泊

9月10日(土)

⇒国道19号線⇒名古屋

長い